医療法人社団 城東桐和会

あんしん、まごころ。タムスグループ

タムス総合クリニック新小岩駅前
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院長

1:先生のご経歴とご専門について教えてください

学生時代は「越中富山の薬売り」として知られる、富山で過ごしました。
入学早々に訪れた立山の「雪の大谷」で見た雪の絶壁は衝撃的でした。見上げると、両側にそびえたつ雪の壁、その間からのぞく青空がまぶしいこと。思わず目をギュッとつむりました。雄大な自然に囲まれて、水がうまい、空気がうまい、魚がうまい。
キトキト(富山の方言で、新鮮なという意味です)のほたるいかと寒ブリとシロエビを食べて生活していました。

医師になってからは、内科全般の診療に従事していました。

病院で患者さんと出会う時間というのは、たとえ入院中だとしても、ほんの一瞬で、それ以外の大半の時間は自宅などで過ごされています。
病気の治療をする、病気や障害を抱えながら過ごすにも、その見えていない時間にこそたくさんのヒントがあるように思ったのです。
こうして訪問診療と出会いました。

訪問診療では、「千差万別とはこのことか!」と思うほど、それこそいろいろな違いに触れることができました。

本人や家族それぞれの想いや希望、生活スタイル、大切にしていること、価値観や介護力、家に人が来ることへの受け容れ具合、経済的な事情など、本当に本当に多様でした。

その状況の中で、毎回ベストと思われる選択肢を一緒に探していくことを繰り返していました。

一方、訪問診療の対象となるのは通院が困難な方だけですので、もっと多くの状態の方たちとも関わり続けたいと考えていたときにタムスグループと出会えたわけです。

2:どのようなきっかけで医師になられたのでしょうか

小学生のころ、入院して手術を受けました。
今でも覚えています、自分自身が「おいしゃさんってすごいなー」と強く実感したのが、その時に手術をしていただいた小児外科のW田先生でした。
本当に「助けてもらった」と感じることができたのです。

後に親からは、あと1日手術が遅かったら命の危険があったといわれ、困っている人を何とか助けようとすることにより熱意を感じたことを覚えています。

当初は単に感謝であったり、憧れであったのかもしれませんが、いつしか、周りに困っている人がいるならなんとかしたいと思っている自分が居ることに気づきました。
医療の場で実践しようと思ったのは、この経験によるものだと思っています。

この流れですから、幼き頃のボクは外科医になるつもりでいたように記憶していますが、気づけば総合診療の魅力にどっぷりとはまっています。
改めまして、W田先生、本当にありがとうございました。

3:患者様の診察をする際、心がけていることをお聞かせください

総合診療に取り組んでいますので、高血圧・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病から、カゼをひいた、咳がなおらない、お腹が痛い、転んでケガをしたとか、腕にブツブツができた、寝つきが悪い、家族の物忘れが進んできた気がする、何となく調子が悪い、タバコをやめたい、健診でひっかかった、ワクチンを打ちたいなどなど何でも相談していただければと思っています。

これまでに一度はあるのではないかと思いますが、「なんでこんなに…」「もっと早く…」という思いを、もうしないでよいようにと思っています。

かかりつけの方から、「いつもの話とは違うけど…」「他にも…」「とりあえず…」「ついでに…」と相談していただけると、総合診療の醍醐味を感じます。

4:地域の皆様にとってどのようなクリニックでありたいかをお聞かせください

皆様、いろいろな事情を抱えながら過ごしておられると思います。
クリニックに期待されることもそれこそ様々だと思っています。

そんないろいろに応えるために、【いつでも】【なんでも】【どこまでも】を準備しています。

【いつでも】
駅から徒歩1分。日・祝も診療しています。都合のつくときにお越しください。

【なんでも】
胃カメラ・大腸カメラ、CT・MRIなど高度医療機器を用いた検査も行っています。
「これも相談して大丈夫かな?」もちろん大丈夫です!!

【どこまでも】
同じ建物に小児科・耳鼻科があります。近くに連携している病院もあり、手術・入院が必要となったときもスムーズです。

グループで、訪問診療も行っています。
状態が変わってもグループの力で診つづけます。

5:休日はどのように過ごしていますか

休みの日には、子どもと遊ぶことがほとんどです。
いっしょに登山に出かけたり、キャンプに行ったりしています。

同じ山でも季節が異なったり、通る道が違うと見える景色もまったく変わりますし、何より登山中の人と人との触れ合いに癒されています。
疲れてきても子どもが元気に挨拶している姿をみると、なんだかパワーをもらえる気がします。

キャンプでは、テントの脇で星空をみていたら、親子そろってそのまま寝てしまったこともよい思い出です。

6:最後に地域の方々と来院を検討される皆様へのメッセージをお願いいたします

先ほどお話しました通り、いろいろな期待に応えられるように様々な準備をしております。

住み慣れた自宅・通い慣れた職場の近くで、いつでも、気軽に、なんでも相談できる場となっております。

困ったときでも、困らないためでも構いません。
「とりあえず」相談に来てみて、「ついでに」なんでも聞いてください。
きっとお役に立てるはずです。